THE LOT.

Porsche 911 (991)|“現代の911”を築いた革新世代

2011年登場の991型は、911史上最大のフルモデルチェンジ。 アルミ化されたボディ、拡大したホイールベース、そしてPDKによる新時代のドライビング体験。 “伝統と未来の橋渡し”を果たした世代である。

Porsche 911 (991)
ストーリー 01

アルミ×スチール複合構造——軽さと剛性の両立

991では、シャシーの90%以上が新設計。 アルミを多用したモノコック構造で、重量を抑えながら剛性を40%向上させた。 その結果、快適性と精密なハンドリングが同居する“グランドツアラー911”が誕生した。

ストーリー 02

“991世代”からPDKが主役に

デュアルクラッチPDKの完成度が飛躍的に向上し、マニュアルを凌ぐ速さを実現。 それでもポルシェは6速MTを残し、“運転する愉しさ”を継承。

「PDKでも魂はある」――開発者トーマス・クルスが語った言葉はあまりにも有名。
ストーリー 03

GT3——“電子制御とアナログ感”の融合

991 GT3では初めて電動ステアリングPDK専用化が導入され、 発表当初は“アナログを捨てた”と物議を醸した。 が、実際の挙動は極めて自然で、ニュルでは997GT3を圧倒。 「電子制御で人間を拡張する」という哲学を具現化したモデルとなった。

のちに登場した“GT3 Touring”で再びMTが復活。
ストーリー 04

自然吸気エンジンの最終章

991前期では、3.4L/3.8Lの自然吸気フラット6が最後の輝きを放つ。 “官能”と評された高回転の音、軽快なスロットルレスポンスは、 多くのポルシェファンにとって「最後のNA」として特別な存在となった。

「NAの911を持つなら991前期で止める」――という愛好家の言葉がポルシェ界には存在している。
ストーリー 05

リアアクスルステアリング——“曲がる911”の始まり

991後期では、上位モデルにリアアクスルステアリングが初搭載。 低速では取り回しを、そして高速では安定性を劇的に向上。 この技術はのちの992やGT3 RSにも受け継がれていく。

ストーリー 06

911 R——“原点回帰のピュア911”

991の最終盤に登場した911 Rは、GT3エンジン+6速MT+クラシックスタイル。 電制化が進む中で、“手で操る喜び”を再確認するために作られた。 世界限定991台。わずか1日で完売した伝説的モデル。

のちの“Touring”へと繋がる精神的出発点。ファン感涙の911。
NEWS に戻る