THE LOT.

Porsche 911 (993)|“最後の空冷”が放つ魂

1993年登場の993は、ポルシェが守り抜いてきた空冷エンジンの最終形。
お決まりの曲線美のボディに洗練された操縦性、静粛性とアナログ感の共存。
“空冷最後”という肩書き以上に、911の美学を完成させた1台である。

Porsche 911 (993)
ストーリー 01

空冷の最終章——M64/05エンジン

3.6L水平対向6気筒は、可変吸気システム“VarioRam”を搭載し、どの回転域でも滑らかなトルクを発揮。 冷却効率と静粛性を極限まで追求し、空冷の集大成として完成度を高めた。

ストーリー 02

ボディデザインの“成熟”

工業デザイナー、トニー・ハッターによる造形は、空冷911の中で最も美しいと謂われる。 ふくらみを持たせたフェンダー、滑らかなリアライン、立体的なテールランプの機能美が共存。

ストーリー 03

マルチリンクサスペンションの採用

リアに新開発のマルチリンク式サスペンションを採用。 これにより安定性と乗り心地が飛躍的に向上。 「空冷911は危険」というイメージを覆す革新的な判断だった。

ストーリー 04

Turboの“時代を超えた芸術”

993 Turboは初のツインターボ化。408PSと4WDを兼ね備えながら、自然なレスポンスを実現。 エアロと足回りの完成度は今でも定評があり、“芸術的空冷ターボ”とも呼ばれている。

ストーリー 05

「最後の空冷」——それは哲学

後継996から水冷化されると発表された瞬間、993は特別な存在となった。 アナログな振動、金属音、メカニカルな匂い。 それら全てが“生きた機械”としての911を象徴。

空冷の終幕、993は「クラシックからレジェンドへ」
NEWS に戻る