2026.05.29

PCCJ Rd2 / Rd3 岡山国際サーキット
コースウォーク編 “最終コーナー”

岡山国際サーキット 最終コーナー

THE LOT.がスポンサーを務めるSTAR RIZE RACING。

Porsche Carrera Cup Japan 岡山 Rd2 / Rd3へ向けたコースウォーク企画。

今回ご紹介するのは、 岡山国際サーキット最後の関門、 その名も「最終コーナー」です。

いよいよ一周の締めくくり。

しかしこの場所、 「最後だから簡単」どころか、 むしろ一周の結果がここで決まると言っても過言ではありません。

最終コーナーはゴールではなく、 次のホームストレートのスタート地点。

出口がすべてを決めるコーナー

最終コーナー最大のポイント。

それは、 コーナーの途中ではありません。

答えは「出口」です。

ここを立ち上がると、 その先にはホームストレートが待っています。

つまりここで数km/h遅いだけで、 ホームストレートを走っている間、 ずっと損をし続けることになります。

逆に、 ここを上手く立ち上がれれば、 ストレート全体で大きなアドバンテージになります。

たった数km/h。

でもレースの世界では、 その数km/hが勝敗を決めます。

焦ると失敗する

最終コーナーは、 誰もが早くアクセルを踏みたくなります。

なぜなら目の前には長いストレート。

「早く加速したい」

そう思うのは当然です。

しかし焦ってアクセルを早く開けると、 リアタイヤが苦しくなります。

タイヤが踏ん張り切れなければ、 車は外側へ膨らみます。

ラインを外し、 速度を失い、 結果として遅くなります。

だから速いドライバーほど、 意外なほど落ち着いています。

入口で焦らず、 向きを整え、 アクセルを開ける準備をする。

速さとは、 実は我慢の積み重ねなのかもしれません。

歩くと見えてくるライン

今回もコースウォークで改めて感じたのが、 歩くことでしか分からない情報量です。

写真でも見えてくる通り、 路面には濃いラバーが乗っています。

多くのドライバーが同じ場所を通り、 同じ場所で車を立ち上げている。

タイヤが何百周、何千周も刻んできた軌跡です。

レースのラインには理由があります。

どこで向きを変え、 どこからアクセルを踏み、 どこへ車を逃がしていくか。

一見ただの黒いアスファルトでも、 歩くと情報だらけです。

夕方のサーキットで感じたこと

今回のコースウォークは夕方。

静かな岡山国際サーキット。

いつもならエンジン音が響いている場所に、 聞こえるのは風の音だけ。

でもこの景色の中を、 翌日にはCup Carが全開で駆け抜けます。

そしてその車たちは、 ここでコンマ数秒を削る戦いをしています。

そう考えると、 ただの最終コーナーには見えなくなります。

一周の終わりではなく、 次の一周の始まり。

最終コーナーは、 タイムもレースも、 流れも決める場所でした。

これにて岡山国際サーキットコースウォーク編は一旦完結。

歩くことで初めて見えたもの。

ラバー、勾配、ライン、タイヤカス、景色。

そしてドライバー達が戦う理由。

実際に歩いてみたからこそ、 次に走る時の景色が大きく変わりそうです。

次回もSTAR RIZE RACINGの挑戦をお楽しみに。

NEWS一覧へ戻る