THE LOT.がスポンサーを務めるSTAR RIZE RACING。
Porsche Carrera Cup Japan 岡山 Rd2 / Rd3へ向けたコースウォーク企画。
今回ご紹介するのは、 岡山国際サーキットの「マイクナイト」です。
ヘアピン区間を抜けた先に続くこのセクション。
写真で見ると比較的穏やかに見えますが、 実際に歩いてみると、ここもかなり繊細な場所でした。
速く走るためには、 派手な操作よりも、正確なリズムが必要。
マイクナイトの名前の由来は、 イギリス出身のレーシングドライバー Mike KNIGHT(マイク・ナイト)。
1943年8月10日生まれ。
1962年、ロータス18Jやミニクーパーでレースデビュー。
1963年にはブラバムFJでシルヴァーストーン優勝。
1964年には同マシンで日本GP優勝。
さらに1965年にはクーパーT76で クリスタルパレス優勝という戦績を残しています。
岡山国際サーキットの各コーナー名を辿っていくと、 英国ドライバー達の歴史が数多く刻まれていることに気付きます。
ただの名称ではなく、 モータースポーツの記憶が残されたコーナー。
そう考えると、 ひとつひとつの場所により深みを感じます。
マイクナイトは、 単体で考えるというよりも、 前後のコーナーとの繋がりが非常に重要な場所です。
ヘアピンを抜け、 車の向きを整え、 次の区間へどうスムーズに繋げるか。
ここでリズムを崩すと、 その後の流れまで失ってしまいます。
サーキットは、 ひとつのコーナーだけ速ければ良いわけではありません。
入口。
旋回。
出口。
そして次のコーナー。
すべてが連続しています。
マイクナイトは、 その“流れの大切さ”を強く感じるセクションでした。
実際にコースを歩いてみると、 路面には細かな情報がたくさんあります。
ラバーの乗り方。
タイヤカスの溜まり方。
アスファルトの色の違い。
そして、どのラインが多く使われているのか。
車に乗っていると一瞬で通過してしまう場所でも、 歩いて見ると、ドライバー達がどこを通り、 どこで車の向きを作っているのかが少しずつ見えてきます。
まさにコースウォークならではの発見です。
このセクションで大切なのは、 無理に攻めすぎないこと。
強引に向きを変えようとすると、 タイヤに余計な負担がかかります。
アクセルを早く開けすぎると、 車が外へ逃げていきます。
逆に慎重になりすぎると、 速度が乗らず、次へ繋がりません。
つまり、
速く見せる走りではなく、 結果として速い走りが求められる場所。
操作を大きくするのではなく、 車の姿勢を崩さない。
タイヤを無駄に使わない。
次の加速へ向けて準備する。
こういった細かな積み重ねが、 最終的なラップタイムに繋がります。
岡山国際サーキットは、 派手な高速コーナーだけでなく、 こうした“繋ぎ”のコーナーにも難しさがあります。
だからこそ、 ただ速い車を持ってくるだけでは攻略できません。
コースを理解し、 リズムを理解し、 タイヤを理解する。
そして何より、 一周全体を組み立てる力が必要です。
マイクナイトを歩いてみて、 改めて岡山国際サーキットの奥深さを感じました。
速さは一発の派手さではなく、 一周を通した精度の積み重ね。
マイクナイトは、 そのことを教えてくれるコーナーでした。
次回も引き続き、 岡山国際サーキットの魅力をご紹介してまいります。
歩いて見える世界は、 まだまだ続きます。