THE LOT.がスポンサーを務めるSTAR RIZE RACING。
Porsche Carrera Cup Japan 岡山 Rd2 / Rd3へ向けたコースウォーク企画。
今回ご紹介するのは、 通称「ヘアピン2」。
正式名称は、 ホッブスコーナーです。
レッドマン(ヘアピン1)を抜け、 再び大きな減速が待ち受ける場所。
しかし実際に歩いてみると、 単純な“もうひとつのヘアピン”ではないことがよく分かります。
同じヘアピンでも、 全く別の顔をしていました。
ホッブスコーナーの名前の由来は、 イギリス出身のレーシングドライバー David HOBBS(デヴィッド・ホッブス)。
1939年6月9日生まれ。
1959年、 モーリスオックスフォードでレースデビュー。
その後スポーツカー、耐久、フォーミュラ、 さらにはインディまで幅広く活躍。
1968年モンツァ1000km優勝。
1971年 SCCA F5000チャンピオン。
1974年 インディ500では5位。
1983年にはTrans-Amチャンピオンも獲得しています。
カテゴリーの壁を超えて結果を出した、 まさに万能型ドライバー。
岡山国際サーキットのコーナー名に、 名ドライバー達の歴史が刻まれている理由が少しずつ分かってきます。
ホッブスコーナーを歩いて最初に感じたのは、 進入の難しさでした。
ヘアピンと聞くと、 強烈なブレーキ勝負に見えます。
もちろんブレーキングは重要です。
ですがここは、 ただ止まればいい場所ではありません。
車をどう向けるか。
どこで回頭させるか。
そして出口へどう繋げるか。
そのバランスが非常に難しい印象でした。
ブレーキを奥まで頑張りすぎる。
すると向きが変わらない。
逆に早く向けようとすると、 立ち上がりが苦しくなる。
ほんの少しの差が、 次の区間で大きく効いてきます。
実際にコースを歩くと、 路面にはタイヤ痕がしっかり残っています。
ラバーが乗った黒いライン。
タイヤカス。
そして微妙な路面の色の違い。
「みんなここを通っている」
そんな正解が、 足元に見えてきます。
そしてラインは一本ではありません。
レースでは前車との位置関係によって、 オーバーテイクラインも必要になります。
守る側。
仕掛ける側。
ライン取りひとつで景色が変わります。
一人で速く走るラインと、 戦うラインは違う。
そしてここでも感じたのは、 ひとつのコーナー単体では終わらないということ。
前のコーナー。
今のコーナー。
そして次の区間。
全てが繋がっています。
サーキットは一本道ではありません。
コーナーの連続であり、 流れのスポーツです。
だからホッブスコーナーも、 単なる減速区間ではありませんでした。
次へ繋ぐための準備場所。
速さを作るための入口です。
コーナーは曲がる場所ではなく、 次の加速を作る場所。
歩いて初めて見える情報は、 まだまだたくさんあります。
次回も引き続き、 岡山国際サーキットの魅力をご紹介してまいります。