THE LOT.がスポンサーを務めるSTAR RIZE RACING。
現在参戦しておりますPorsche Carrera Cup Japan 岡山 Rd2 / Rd3。
前回ご紹介したホームストレートの先に待ち構えるのが、
岡山国際サーキットの“1コーナー”です。
レースが始まり、
最初に各車が飛び込んでいく重要ポイント。
そして、
「レースは1コーナーで始まる」
と言われるほど、
非常に重要な場所でもあります。
動画や写真では綺麗に見えるサーキット。
しかし実際にコースウォークをすると、
本当にいろいろなものが見えてきます。
まず目に入るのが、
“ラバー”。
タイヤが削れ、
何台ものマシンが通り続けることで、
理想ライン上には黒くゴムが乗っていきます。
つまり、
「速いドライバー達が通ってきた痕跡」
が路面に残っているのです。
どこでブレーキを踏み、
どこで荷重をかけ、
どこでアクセルを開けているのか。
それが少しずつ見えてきます。
さらにコース脇には、
タイヤカスも大量に落ちています。
レースでは、
高温になったタイヤ表面が削れ、
細かなゴム片が大量に発生します。
これがいわゆる“マーブル”です。
ラインを外れると、
このタイヤカスを拾ってしまうことがあります。
すると一時的にグリップ力が低下。
つまり、
ただラインを走るだけではなく、
「どこを踏まないか」
も非常に重要なのです。
写真では分かりづらいですが、
実際に1コーナーへ歩いていくと、
かなり下っていることが分かります。
つまり、
超高速で進入しながら、
下りながら、
ブレーキングを行っているのです。
これが非常に難しい。
下り区間では、
車の荷重が抜けやすくなります。
タイヤへかかる力も変化します。
ブレーキを踏みすぎればロック。
踏み切れなければオーバースピード。
だから1コーナーは、
“勇気”と“繊細さ”
両方が必要なコーナーなのです。
特にレースでは、
ホームストレートのスリップストリームから、
1コーナーへ並びながら飛び込むシーンも少なくありません。
ほんの数センチ。
ほんのわずかな判断ミス。
それだけで接触やコースアウトに繋がる世界です。
しかし逆に言えば、
ここで前へ出られるかどうかが、
レース結果を大きく左右することもあります。
コースウォークをして改めて感じたのは、
サーキットには本当に多くの情報が詰まっているということ。
路面。
ラバー。
タイヤカス。
勾配。
縁石。
全てに意味があります。
だからこそ、
トップドライバー達は歩く。
そしてコースを理解し続けるのです。
速さとは、
ただアクセルを踏むことではありません。
路面を理解し、
荷重を理解し、
タイヤを理解し、
そしてコースを理解すること。
そこに本当の速さがあります。
次回も引き続き、
岡山国際サーキットの魅力をお届けしてまいります。
ぜひお楽しみに。