THE LOT.がスポンサーを務めるSTAR RIZE RACING。
現在参戦しておりますPorsche Carrera Cup Japan 岡山 Rd2 / Rd3。
今回からは、実際に現地で行った“コースウォーク”を通して、岡山国際サーキットについて少しずつご紹介してまいります。
皆様、
「コースウォーク」
という言葉をご存知でしょうか?
その名の通り、
ドライバー自身が実際にサーキットを徒歩で歩き、路面状況やコース特性を確認する作業のことです。
あの伝説的F1ドライバー、
アイルトン・セナも毎戦欠かさず行っていたことで有名です。
なぜそこまで重要なのか。
それは、
歩かなければ分からない情報が無数にあるからです。
路面の凹凸。
わずかな勾配。
タイヤ痕。
縁石の高さ。
ラバーが乗っている場所。
そして、どこが滑りやすいのか。
マシンで走行中は一瞬で通り過ぎてしまう情報も、
実際に歩くことで鮮明に見えてきます。
岡山国際サーキットは、
ただスピードが出るだけのサーキットではありません。
高速区間。
テクニカル区間。
高低差。
ブレーキング。
そしてリズム。
全てが非常にバランス良く組み合わされたサーキットです。
一見シンプルに見えて、
実際に走ると非常に奥が深い。
だからこそ、
国内外問わず多くのドライバーから愛されてきました。
Porsche Carrera Cup Japanでも、
ドライバーの実力差がはっきり出るコースのひとつとして知られています。
今回ご紹介するのは、
岡山国際サーキットのホームストレート。
レースが始まり、
そして勝敗が動く場所です。
写真で見ると穏やかに見えるこの場所。
しかし実際に立ってみると、
独特の緊張感があります。
レースウィークになると、
ここをCarrera Cup car達が全開加速で駆け抜けます。
エンジン音。
ブレーキング音。
風圧。
そして空気の震え。
動画では伝わらない迫力があります。
サーキット初心者の方は、
「ストレートはアクセル全開なだけ」
と思われるかもしれません。
ですが実際は、
ホームストレートこそ非常に重要な区間です。
ドライバー達はここで、
前車との駆け引き。
スリップストリーム。
ブレーキング準備。
タイヤ状態確認。
ライン調整。
様々な情報処理を行っています。
特にレースでは、
前車の後ろへ入ることで空気抵抗を減らす“スリップストリーム”が非常に重要。
少しでも最高速を伸ばし、
次のコーナーで勝負を仕掛けます。
つまりホームストレートは、
「ただ加速する場所」ではなく、
「次の戦いへ向けた準備をする場所」
でもあるのです。
実際にコースウォークをしてみると、
「ここで皆アクセルを踏んでいる」
「ここで荷重が動いている」
そんな痕跡が見えてきます。
タイヤ痕。
ラバーの乗り方。
路面の変化。
サーキットには、
速く走るためのヒントが無数に落ちています。
だからこそ、
世界トップドライバー達もコースを歩くのです。
速さはエンジンだけでは決まりません。
コースを理解すること。
路面を理解すること。
それもまた、レースの重要な一部なのです。
次回は、
このホームストレートの先に待ち構える“1コーナー”についてご紹介してまいります。
ぜひお楽しみに。