Porsche の伝説的なスポーツカー “911” の原型として開発されたモデルが 通称“901” である。 1963年、フランクフルトモーターショーで公開され、その後商標権問題を経てで名称を「911」に変更された経緯がある。 空冷フラット6 エンジンを搭載し、後部エンジン・後輪駆動という基本レイアウトが後の 911 に引き継がれた。
Porsche 911(901)って?
概要
主な特徴
- プロトタイプ段階では “901” が用いられていたが、販売直前に “911” に名称変更された
- フラット6 空冷エンジンを搭載、乾式油圧方式(ドライサンプ潤滑)で高 G でも安定性を確保
- 5 速マニュアルトランスミッションを採用、車体構造やサスペンションの基礎設計がこの時期からスタートした
- まだ量産モデル前の段階ゆえ、細部仕様には試作要素が多く、後の 911 に向けた設計変更が多数あった
インテリア&快適性
内装は非常にシンプルで機能重視。911の前身段階なので装備は限定的だったと考えられるが、操作性・視界設計などは後の 911 にしっかりと引き継ぐ思想を持つ。
主なスペック(参考値)
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 公開年 | 1963年 モーターショー出展 |
| 初期生産年 | 1964年 |
| エンジン形式 | 空冷 フラット6 |
| 最高出力 | 130 PS |
| 駆動方式 | 後輪駆動(RWD) |
| 変速機 | 5 速 マニュアルトランスミッション |
| 寸法 | 全長 4,163 mm × 全幅 1,610 mm × 全高 1,320 mm |
豆知識
- “901” の名称を巡って、フランスのメーカー Peugeot社(プジョー) が “三桁で中央が 0 の型番” の商標権を主張(既に取得していた)したため、モデル名を “911” に変更することになったという逸話はあまりにも有名である
- 901 → 911 の変更は、印刷物・広告・設計図などを大幅に変えずに対応できる “経済的且つ実務的判断” として行われたとも噂がある
- 実は901 名義で 82 台ほど製造された記録もありその82台は伝説となっている
- 901 プロトタイプは細部仕様で 904 の部品を流用していた説や、テスト仕様が多く残されていた説もあり、現在では「901 番号の車体」は世界中のコレクターやエンスージアストにとっても非常に貴重な存在である