同じ ROBERTA(ロベルタ)のブースに、 もう一台の Porsche Carrera GT が静かに佇んでいました。
派手に主張するわけでもなく、 しかし視線を奪わずにはいられない存在感。 展示車両としての完成度が際立つ一台です。
ボディの映り込み、クリアの深み、 パネルの隙間に至るまで丁寧に整えられた佇まい。 単なる“展示車両”ではなく、作品としての質を感じます。
Carrera GT の造形はもともと完璧に近い。 それだけに、仕上げの甘さはすぐに目立ってしまう。 しかしこの個体には、そうした隙が見当たりませんでした。
フロントリフターを持たないこの車両は、 地面に吸い付くようなシルエットが特徴的。 その“低さ”が、Carrera GT 本来の緊張感をより際立たせています。
ただ低いだけではなく、 低さを前提にした姿勢、バランス、見え方。 それらすべてが計算されているように感じられました。
こうした極端に低いスーパーカーを、 日常でも楽しめる存在にするのが ROBERTA の価値。
見た目の美しさを犠牲にせず、 走らせる安心感をプラスする―― その思想が、この一台にも自然に反映されていました。
THE LOT. が大切にしているのは、 「見て美しい」だけでなく「乗って楽しめる」クルマ。
この Carrera GT は、 その両立を静かに示してくれる一台でした。